自分が捨てた男の部屋を訪ねた女の懺悔（ざんげ）の弁を一人芝居の舞台風に描いた巻頭作からして、胸ぐらを摑（つか）んで揺さぶるかのような熱演に圧倒される。かと思えば、自伝的作品（と思わせる）「宇宙のはじまり」では、不登校の女子中学生の葛 ...

このような工夫を著者は「攻めの休養」と呼ぶ。攻めの休養をとることで、仕事でのパフォーマンスも上がる。一人ひとりの新しい「休み方」が日本を変えていく、と著者は締めくくる。経済学もこのくらい柔らかく語りかければ皆に伝わるのに、と思いながら本書を閉じた。

本の著者が各地の学校を訪ねて特別授業をする「オーサー・ビジット」（朝日新聞社主催）の参加校を募集中です。オーサーは小説家の今村翔吾さん、ジャーナリストの堤未果さん、小説家の藤岡陽子さん、文芸評論家の三宅香帆さん、絵本作家の宮西達也さ ...

不登校ながらも中学校を卒業し、その後アルバイトを転々としながら、一歩一歩自らの生き方を模索していく青年の物語。彼は、家の中でも仕事先でも、感情をほとんど表に出すことがない。物静かで、一見自己主張が弱そうに見える彼の日常が、淡々と、ひ ...

第107回全国高校野球選手権三重大会（朝日新聞社、三重県高校野球連盟主催）に向け、県高野連は8日、伊勢市のダイムスタジアム伊勢で審判講習会を開いた。審判部56人のうち約50人が参加し、適度な緊張感を保って正確にジャッジするためのメンタル研修を初めて実 ...

蒲郡には幼いころに家族と来たことがあるという藤井名人はこの日、竹島水族館を訪問。タカアシガニやオオグソクムシに触れながら、笑顔を見せた。「水族館に来るのは久しぶり」と藤井名人。「深海魚が充実した水族館で、普段見ることができない景色をいろいろ見られて、 ...

伊豆半島 中央部を流れる狩野川から分流する人工水路「狩野川放水路」の完成から60年を迎えるのを記念したコンサートが8日、 伊豆の国市 で行われた。

「雨露をしのぐ」ための住宅は、建築の基本形といえる。いま、そうしたモダニズム（近代主義）の住宅建築を紹介する大小の展覧会が東京で開かれている。各展が問うのは、それら住宅建築やそれを構成する箱形の空間の今日性だ。

日本大学重量挙部に入部予定の奨学生の保護者から入学金などの名目で金をだまし取ったとして、警視庁は10日、同部元監督の難波謙二容疑者（63）=東京都狛江市=を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

郵便局の数は多すぎる――。そう唱えるのは、長く郵政事業を研究対象にしてきた立原繁・東海大名誉教授（66）だ。自民党が推進する郵政民営化法の見直しには問題があるとし、郵便と郵便局の経営の持続性を高める取り組みを急ぐべきだと指摘する。

60歳以上の人の3割超が現在の家計に不安を感じていることが、内閣府の調査で明らかになった。2019年度の前回調査から5ポイントほど増えた。物価の上昇や一人暮らしの高齢者の増加が影響しているとみられる。10日に閣議決定された「高齢社会白書」に盛り込まれ ...

無所属2人の一騎打ちとなった三重県尾鷲市長選は8日に投開票され、現職の加藤千速さん（76）が、新顔で元県議の津村衛さん（50）を破り、3期目の当選を果たした。約760票差の接戦だった。当日有権者数は1万3346人。投票率は71.38%（前回73.18 ...